白い子猫

 今日も白い子猫が金網の塀の向こうで鳴いている
昨晩もずっと鳴いていた。

以前は、私たちが庭に面したガラス戸のそばに近づいただけ
で、ピューという感じで逃げていたが、昨日は少し慣れたのか
非難通路にいて、金網のドア越しにこちらを見ていた。
その距離は4メートルくらいだ。

「はやく、はやく」

娘(次女)を呼んだ。

遠くて顔まで見えないが、手のひらに載りそうな
小ささで、手も足も全てが小さい。
生後一ヶ月ぐらいだろうか?とっても可愛かった。

「かっわいいー!」

次女も凄く喜んでいた。

家の猫も声が聞こえるたびに、庭の方に近寄り
そわそわ落ち着かなかったが、座高?が低い為
見えていないようす。

白い子猫がこちらを見ていたのは、ほんの
30秒ぐらいだったと思う。
すぐに、暗闇に消えた。

それから一晩中、みゃーみゃー鳴き続けていたが
どうすることもできなかった。
しばらくして鳴き声が止み、私も寝てしまった。


しかし、朝一番に起きたとき、5時ごろだったが
また鳴いている。
多分、鳴きつかれて寝てしまい
朝になってまた鳴いているのだろう。





今夜、仕事から帰ったのが19時くらい。
洗濯物を干す為に外に出た。
そのとき、
あの白い子猫が避難用通路の左から右に走って行くのが
見えた。白いので暗闇でもすぐわかる。
そして、隣の庭の方から鳴き声だけが聞こえる。

そのとき、
少しの隙間があったのだろう
家の猫が外に出てしまった。

「しまった!」

あっと思ったが凄い速さで
隣の庭に行く。
一瞬、子猫が危ない!と思った。

急いで、娘に知らせたあと、おそるおそる隣の
庭を覗くと、家の猫が隣の観葉植物をのんきに
食べている。
「にゃー」と変な声で鳴いた。

「いずみさん・・」

名前を呼ぶと、余計に遠くに逃げてしまった。
そして隣のウッドデッキの塀の上で偉そうに
こちらを見据えていた。

私が家に入ってから、今度は次女が名前を呼んでみたそうだ。
すると、なに?という感じで、こちらに来たらしい。
今度は家の庭で雑草を食べている。

その間5分ぐらいあったと思う。
その隙に子猫ちゃんは遠くに逃げてくれたに違いない。
鳴き声はピタリと止んでしまった。




子供の頃、家で飼っていた猫がよく子猫を産んだ、
その生まれて間もない子猫を、勝手に家の中に進入してくる
野良猫にかみ殺されてしまった。
白と黒のブチ猫で、チャコという名前だった。
とても可愛いい子猫だったので、友達に見せたりして
自慢していた。
その現場にいたのは私だったので、助けてあげることが
できなかったことが悔しくて、悲しくて悲しくて、友達と一緒に
ずっと泣いていた。


他にも、一人暮らしをしていた20代の頃、外で泣いている子猫
を、ちょっとだけ部屋にいれミルクを与えたりしていた。
アパートでは飼えないので再び外に出し、2階の窓から見ていたら、
どこからか野良猫現れ、瞬く間に子猫をかみ殺してしまった。


野良猫は自分のテリトリーを守る為に
よくそういうことをするそうだ。
恐ろしいと思った。

でも家の猫はまさかそんなことは
しないと思うけど、動くものを追いかける本能があるので
わからない。
昔のトラウマがある私は娘と違い、
ちょっとパニックになった。

しかし、何事もなく
自分の庭に戻ってきた。
チャンス!

今度は三女に餌をもたせ、餌に気をとられているところを
私がうしろからむんずと捕まえた。
急いでそのまま猫を抱いたまま家に入れて
戸を閉めた。
「やったと」思った。
何事もなく、全てが終わった。

「ふー!」

と、安心したのもつかの間
今度は、あわてて教科書を持ったまま外に出た娘が、
その教科書を取りに庭に出た時、うっかり和室の戸を閉め忘れ、
またまた猫を外に逃がしてしまったのだ。

一度捕まった猫は警戒心が強くなり、餌で釣るのは難しくなる。
猫の捕獲は失敗に終わり、捕まえる事をすっかりあきらめて
戸もカーテンも閉めて、夕飯の準備をした、「しらんぷり作戦」だ。
不安をあおったあとに今度はカーテンを半分開ける。
猫は何度も何度もガラス戸のところにきては様子を伺っているが
また、すぐにきびすを返して庭にでる。
なるべく見ないようにして、猫には全く興味がないふりする。
すると安心したのか、庭でしばらくくつろいでいた。
そして、私たちが夕飯をテーブルに並べ始めたら、待ってましたと
ばかりに帰ってきた。中に入りたそうにしている。
あとは、網戸を開けてあげるだけでいい。

何事もなかったように皆で楽しく夕飯を食べた。
夕飯のおかずは焼き鳥だった。



11時過ぎ、再び子猫がないている。
「い、生きてる」
彼を疑うわけではないが、ほっとした。

あんなにないて、さぞかし
おなかすいてるだろうなあ・・・・・。


子猫だからミルクが欲しいのだろう。
でも餌を与えると、覚えていて
何度も来るようになるから
それはできない。

次女が夜中になって、水を入れた小鉢を
猫が立っていた網戸のあたりに置いていた。





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