スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

帰宅

ラーメンをあきらめて急いで車に戻ったときは
5時半を回っていた。
あたりは心なしか薄暗い。
どんよりと霧に包まれていた。

ぐるぐる、ぐるぐる、下り坂を下る。
いつまでもいつまでも降りていく。

来るときは気丈にはしゃいでいた私も
だんだん気持ち悪くなってきた。
なにをどうしてもだめなのである。
いっかい咳払いした。
これが合図である。
私は酔うと必ず、意味もなく咳をしてしまう。


車を路肩に止めてもらった。

席を助手席にしてもらう。
二番目に車酔いをする長女が、助手席から
運転席に移動した。
今回は、おととし免許をとったばかりの長女が大活躍、
時々、運転を変わっていた。


運転していればなぜか酔わないものだ。
正解だと思った。


しかし、のろのろ、。ぐるぐるは
えんえんと続き、
それでも必死で我慢していた。
速度が落ちた分ゆれが少なく多少は楽だった。

しかし、空腹だったせいか、どんどん気持ち悪くなる。

「な、何か食べようよ・・・」

もう、そばでもラーメンでも弁当でも
何でもよかった。

やっと、山道をおり、普通の道路に入った
ころにはとっぷり日が沈んで暗くなっていた。
18時半くらいだったと思う。
そこで、げーげーいいながら
トイレに駆け込み少しやすんだ。
いつもなら、ここで大変なことになっていたが、
はくものがないから、大丈夫だった。
考えてみると昼食も夕飯も食べていない。


皆が車の中で何か食べながら待っていた。

「わ、私の食べ物は?」

おまえ、くうのか?といった表情の
主人に梅干の入ったおにぎりを頼んだら
買ってきてくれた。

外の車のガードのところにしゃがんで
梅干の入ったおにぎりを一個食べた。
食べながら、なんだかなきそうになった。
千と千尋の千尋になった気分だ。


車に戻り、娘のから揚げも半分食べた。
主人に昆布の入ったおにぎり
を半分あげた。

そうだ、主人は待っている間になにか食べたのだろうか?
不思議に思って聞いたら、まだ食べてなかったという。

「何で何も食べないで平気なんだ?」
彼は彼なりに事情?があったのだろうか。


やっと、空腹が収まったので再び出発。
今度は、寒くて、寝不足で、車によって・・
とにかく気持ちの悪い次女が助手席に移動した。
私は酔い止めのお薬をもらって飲んだし、
ぐるぐるの山道も降りたわけだからもう大丈夫だと思った。
なにより、もう空腹じゃない。


寒い、寒い・・・と訴える次女のために
バスタオルや上着や、ブランケットを用意した。
あの美術館の寒さで風邪を引いたのかもしれない。


19時くらいに上里というインターンに到着
ここでも、まだ、ラーメンをあきらめなかった私。
しかし、だれも食べたいと言わないので
仕方なくカレーパンを2個買った。
ホットコーヒーが美味しい。
体調はすっかり元通りになった。

今度は、いよいよ長女が高速を走る。



はもうすぐだ。
みんなはりきって車に乗り込む。

三女は、小さい頃から後部座席の真ん中、
硬くて、狭い席が指定席になっている。
まだ、細くてちっちゃかった頃はそれでもよかった。
しかし、今年から高校生、
身長的には私たちと変わらない。

三女は本当によく頑張っていると思った。

しかし、誰もそこは変わろうともせず
最後のドライブに入った。


すごいスピードで高速に入って
合流した。

な、なんと
娘は高速を運転するのがこれが
初めての体験。

それでも、仮免のときに体験していると思っていたの
だ。

「高速はシュミレーションでしかやっていない」

というのだ。

そうだった。確か以前そう話してしたような気がする。

「だからいったじゃない」

「・・・・」

それを知っていたら、すすめなかったかもしれない。

時、すでにおそし・・・。

私たち家族の命は長女の運転にかかっている。



ゲームのような時間が始まった。
次女以外はみんな、自分が運転している気分で
運転に集中した。
自分たちの命がかかっているのだから、真剣になるのも
仕方がない。

後部座席まんなかの三女が身を乗り出していた。

バックをみたり、スピードメーターを見たり
忙しい。


三車線の一番外側、トラックの後ろをキープした。

どんどん追い越されていくが、娘は気にしない。

そのトラックの後を走り続ける。



それはそれで安全だから、もう大丈夫。

高速はとまらなくてもいいし、道はほぼまっすぐで

上り下りもない。



なんだか楽しかった。





しばらくして、高速をおり、主人が運転を変わり

見慣れた風景のなかを走った。

なんか、こっちはあったかいなあ・・。



その後、38度のものすごい猛暑が待っているなんて
誰も想像しなかったと思う。


「ただいまー」

自宅では、猫が出迎えてくれた。

こうやって、我が家の短い夏休みは終わった。




コメントの投稿

非公開コメント

これ懐かしいね

昨年の家族旅行の話。懐かしいですv-290
FC2カウンター
プロフィール

rumi

Author:rumi
こんにちは
管理人のrumiです。
5匹の猫と一緒に
暮らしています。
写真はゆきです。
よろしく!

カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
リンク
ブログ内検索
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

過去ログ
RSSフィード
最近のトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。